【実務ブログ】世田谷区経堂で民泊の届出を代行しました【住宅宿泊事業】

世田谷区経堂民泊

 こんにちは、霧生です。今回は、東京都世田谷区経堂住宅宿泊事業(民泊)の届出代行を行った事例をご紹介します。

 今年の6月末頃、お客様より「所有する共同住宅で民泊を始めたい」とのご相談をいただきました。

 建物の所在地は第一種中高層住居専用地域にあり、都市計画法上の場所的要件はクリアしています。が、世田谷区では条例で以下のような制限を設けています。

  • 住居専用地域においては、月曜日の正午から土曜日の正午まで(休日の正午からその翌日の正午を除く)の期間、原則として住宅宿泊事業を実施することができない
  • 制限を変更する場合は、世田谷区長に申出書を送った上で変更を認めてもらう必要がある
世田谷区 住宅宿泊事業ハンドブックより

 この変更の申し出については、届出の時点で提出できるシステムになっていますが、世田谷保健所としての“お願い”は「まずは制限がある状態で営業を始め、近隣住民の反応をみてから」というスタンス。そのため、今回は制限付きでのスタートとなりました。

 今回の物件では、空いている3部屋を一括して民泊用に届出しました。一括で行うことで、

  • 添付書類の一部を省略できる
  • 事業者・行政担当者・代行で申請する者すべてにとって効率的

 というメリットがあり、複数の部屋を対象とする場合には非常にオススメの方法です。

 一方で、すでに消防の手続きは大体終えているとお聞きしていましたが、一部不明な点があったため管轄の消防署へ。念のため担当の方に一通り確認した上で、管轄の世田谷保健所へ届出書類を提出し、無事に受理されました。

世田谷保健所
世田谷保健所
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おわりに

 ご依頼~届出完了まで約1ヶ月ほどかかった今回の案件。8月初旬に無事オープンしたところ、すぐに予約が入り、すでに数か月先の予約も確定しているとのこと。順調なスタートを切られていてこちらとしても嬉しい限りですし、改めて民泊需要の高さを実感させられました。

 世田谷区は条例による制限がある地域ですが、適切に準備すれば十分にチャンスがあるといえます。民泊を始めたいとお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください!

 

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